求人



安政元年創業以来、160年以上に渡り
代々受け継いだ伝統と技術で
こだわりの香りを追及して



※募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。



◆募集要項
◆長川仁三郎商店について
◆社長からのメッセージ
◆従業員からのメッセージ 事務員
◆従業員からのメッセージ 現場作業員


募集職種

事務

雇用形態

正社員(三か月研修期間あり)

給与

・正社員:月給200,000~
・研修期間は時給制、時給1,000円

待遇・福利厚生

・昇給制度あり 年1回
・賞与(年 2 回支給 昨年実績 2 ヶ月)
・保険(健康保険、雇用保険、傷害保険等)
・年金(厚生年金)
・食事補助(1日300円、研修期間は食事補助なし)
・交通費全額補助

仕事内容

・FAX、電話等の注文受注対応
・発送送り状、見積書や請求書などの作成
・商品情報や仕入れなどの入力

勤務地

〒540-0003
大阪府大阪市中央区森ノ宮中央2-8-17
各線「森ノ宮駅」より徒歩8分
※転勤はありません

勤務時間

9:00~18:00(休憩時間 12:00〜13:00)

休日休暇

週休2日制(土・日)、年間休日120日
祝日、GW、夏季休暇、年末年始、慶弔休暇、有給休暇

応募資格

PCスキル(ローマ字⼊⼒ができればOK!)
※長期勤務可能な方
※英語が話せる方優遇

求める人物像

・お客様や業者の方々と接することが多いお仕事なので、明るい方
・お香を扱った会社なので、お香が好きな方
・細かい作業や覚えることが多いので、几帳面な方

採用予定人数

1名

選考プロセス

まずは上記の勤務地の住所に履歴書の送付をお願い致します。
履歴書を確認次第、採用担当より次の選考についてご案内いたします
何か不明点が御座いましたら「TEL:06-6941-4787」にお問い合わせ下さい。

履歴書送付(写真必須)
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書類選考
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面接
 ↓
採用(試用期間3ヶ月あり)

・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。



長川仁三郎商店について

はじめまして、長川仁三郎商店です。
今回求人を行うにあたり、お香や会社の事について少しお話させて頂きます。



日本には香りの文化があります。
中国より仏教の伝来と共に6世紀ごろに日本に伝わったお香は、長い年月と共に進化を遂げ、他にはない日本独自の香りへと変わりました。
今では、仏教で使用されるだけでなく、香りを楽しむために様々な場面で使用されています。



1854年より160年以上にわたり、長川仁三郎商店は海外より厳選したお香の原料を仕入れ、香りにこだわった製品を製造し販売しております。



また、古来より伝わる日本伝統の香りと技術を受け継ぎながら、お香を身近で使って頂きやすいような製品開発を行っています。
火を使わずとも日本の和の香りが楽しめる、お香のルームスプレーやお香せっけん、お香入浴剤などの製品は大変ご好評頂いております。



今回募集させて頂くのは、会社の窓口として働いてくださる事務のスタッフです。
少人数の会社ですので、事務の仕事だけでなく、さまざまなことを経験して頂ける環境だと思います。



お香の知識が無くても問題はありません。興味があれば事務の仕事と共に、製造現場に入って頂くことや、お香の調合にもふれたり、お香の製品開発にも参加して頂いてもかまいません。



当社の場所は大阪城に隣接する森ノ宮駅より歩いて8分ほどの場所にあります。
道に迷ったらお香の香りがする方向に歩いて来て下さい。





長川仁三郎商店は安政元年より、線香などのお香の製品を作る製造メーカーに海外より仕入れた香原料を販売しつつ、自社で焼香や塗香、匂い袋などを製造しております。



会社の雰囲気を知って頂きたいので、社長や従業員のメッセージを紹介したいと思います。





社長からのメッセージ
代表取締役 田中剛史

弊社採用情報ページをご覧いただき、誠にありがとうございます。




弊社の扱っているお香の原料はほとんどが海外のもので、東南アジアより多くの原料を仕入れています。
その中には、何十年という歳月をかけて木に樹脂が固まり熟成されてできる沈香と呼ばれる香木や、古代エジプト文明でも使われていた乳香と呼ばれる樹脂、漢方薬や料理のスパイスに使われるものなど様々な原料があります。
その中でも香りが良く良質なものを厳選することにこだわっています。
仕入れた原料は焼香や匂い袋の原料になるように刻んだり、線香の原料になるように粉末状に仕上げたりして、お香を製造するメーカーに出荷しています。



自社では焼香や塗香(ずこう)と呼ばれる製品を創業当時の製法を守り作り続けています。
焼香は葬式などで使用されたこともあると思いますが、本来焼香は沈香と呼ばれる香木のみ焚いていたと言われています。
希少な香木を減らし香木の香りを引き立てるように漢方を調合して今の様な様々な香原料が含まれるものになりました。





私は大学を出た後は別の会社にいました。



親に育ててもらった恩や、代々続いている家業の事を考えることがずっとあったので、ここで働くことを決めました。



小さな時からお香が身近にある生活でしたが、働き始めて真剣にお香と向き合うようになっていきました。



お釈迦さんが好きだった香木をよりよい香りにする。そのために昔から伝わってきたやり方でお香を作ることを教えられました。
原料も単に粉末にするだけではなく、線香メーカーさんが使いやすくて、香りを邪魔しないことを考えて粉砕するとか…。


「人に使ってもらって恥ずかしくない、そしてこだわりがあるものをつくる。」


ものづくりに関しては、絶対に外せないという思いを持ってやっています。





弊社では香りにこだわりながらも、様々な方々に使って頂けるように新しい製品の開発も行っています。



先代の社長が考えた「霧の香」というルームスプレータイプのお香の製品は阪神大震災があった年に「火を扱うお香は地震の時に怖い、でもお香の香りが好きやから何かないですか」と言うお客様の声をもとに生まれたものです。
「シュッと一噴きするだけで一瞬にして和の空間が生まれる」と、リピートして買って下さる方が多く、なにより火を使うことに抵抗がある方に大変喜ばれています。



私自身もこのコロナ禍の中で、何か皆様の役に立ち喜んで頂ける製品がつくれないかと思い開発した商品があります。
「きよめ香」という製品です。
きよめ香は手指に使うアルコールスプレーと塗香を掛け合わせたものになります。





塗香とは、香木や漢方などの香原料を粉末状にしたものを調合して作られたお香で、仏教では身体を清める為に使用されています。また、清め香とも呼ばれています。
近頃では香水の代わりに使用される方が増え、身を清める意味合いも相まって人気が出てきています。



このアルコールスプレータイプのきよめ香は、香りにこだわって上質な天然物の香原料を使用し作りました。
中身にこだわり、市販のアルコール製品に比べると高価になりましたが、品質を落とさずに製品化することに致しました。



もちろん消費者にとってより良いものを届けたい思いは大前提にあります。でもそれと同じくらい、販売する側にとってもより良い売り方を探していくことを大切に考えています。


「自分らだけ儲かればいいとか、仕入れ先に必要以上に値切るとか、どこか一つを飛ばした商売は商売じゃないと思っていて。仕入れ先も、お客さんであるメーカーも、消費者も、みんなが喜んでくれる。それがつながってはじめて商売になるんですよ」


「そうやって誰もが喜んでくれる商売。それがうちの考え方だし、これからも大切にしていくことですね」



販売を開始すると「すごく好きな香りです」や「塗香として使えるし除菌消毒できるから、塗香を買うより安い」、「うちのお店でも販売したい」など有難いお声を頂いており、生産が追い付かず待って頂く事も多い状況です。







従業員からのメッセージ 事務員

会社の窓口の事務と現場での商品作りに携わっています。




この求人にもある社長の言葉に一目ぼれ(?)して、入社させていただきました。求人用の言葉ではなかったというのが入ってから実感すると思います。



知識ゼロからのスタートでしたが、自分で調べたり、職場の先輩方に聞きながら少しずつ知識を深めていきました。
学ぶ中で驚いたのは、扱っている香原料の中に伽羅(きゃら)という香木があり、見た目はただの木なんですが、金より高価なんです。伽羅の香りは本当に素晴らしいです。





事務の仕事では電話で注文を取ることから始まりますが、取引先には「〇〇堂」というところが多く、覚えにくかったです (笑)。



商品は普段聞かないような名前が多く覚えるのが大変でした。それでも、徐々に商品を使ったりしながら覚えて行きました。





だいたいの商品を覚え始めたころに、お客さんから「甘い香りの焼香ないですか?」と言われた時に甘い香りのする香木を使用した焼香を提案したんです。
提案した商品が、お客さんが望んでいた香りだったときはうれしかったです。





従業員からのメッセージ 現場作業員

こんにちは、調香師の土屋です。

製品の梱包作業や、お香の香りを一から作る調香という作業をしています。




高校を卒業して音楽の道を進んでバンド活動をしていました。
20歳を過ぎて夢をあきらめようかと考え始めたときに長川仁三郎商店の求人を見つけたのが、入社したきっかけです。



最初は商品の箱詰めなどの単純な作業からはじまり、徐々に難易度を上げ複雑な多当紙という贈答品用の紙を折ったりしながら少しずつ仕事を覚えて行きました。





お香の調香をすることになったきっかけは、社内でのお香の勉強会で匂い袋を作った時のことです。


前社長に「なんやこの香りは!」って言われてしまって(笑)。


香原料の配分は大体セオリーが決まっているんですが、その時に私が調合したものはバランスが悪かったようです(笑)。
一緒に作っていた同世代の子は褒められていたのが悔しくて、もっといい香りを作りたいと思ったのがきっかけです。





今では様々な依頼を受けてお客さんが求めるオリジナル香りを調香しています。
以前お客さんから「旅館をイメージした香り」の依頼があり、悩んだことがありました。
写真や旅館情報を聞いて、自分の中での香りのイメージを作り上げました。
自分とお客さんのイメージが一致するように心がけて作り、お客さんが共感して気に入ってもらえたときはすごくうれしかったです。





ここまで読んでい頂いて有難うございます。
社長や従業員の話から会社の雰囲気が伝わればと思い紹介させて頂きました。


お香が好きな方や、お香に興味を持って下さった方の応募お待ちしております。